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アメフト | Xリーグ戦略コーチ目線のSuper Bowl LIII レビュー

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今回は、社会人アメフトリーグ(Xリーグ)の戦略コーチとして、

今年のSuperBowlのレビューをしたいと思います。

主にDF目線で「Pats OF × Rams DF」「Rams OF × Pats DF」を語っていきたいと思います。

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試合を変えたKeyPlay

今回のSuperBowlが終始Patsペースだったのは、戦略面でPatsが上回っていたからです。

Pats DFがハードに攻め続けたことと、Pats OFが相手の肝であるDLを無効化したことが特筆すべき点です。

上記内容を踏まえたKeyPlayはNFL公式でまとまっていたので、まずそちらを共有します。

NFL Turning Point: Super Bowl LIII
The New England Patriots defense stifled one of the league's best offenses. How? No one makes adjustments better than Belichick. #NFLTurningPoint
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PatsOF × RamsDF統括

RamsDFのコンセプト

まず簡単にRamsDFのコンセプトを説明します。

  • リーグ屈指のDLをそろえ、RunStop/PassRushをかける
  • セカンダリーは複雑なディスガイズでカバーを読ませない
    ⇒選手はシンプルだけども、相手OFからは読みづらく組み合わせも多い、的が絞りづらいDF
  • Passが予想される3~4WRのパーソネル(メンバーの組み合わせ)にはCBを3枚投入し、WRに対して運動量のあるCBをあてがう
  • Runが予想される2WR隊形はLB3枚できちんとRunStopする
    ⇒つまりメンツ交代を頻繁に行うDF

無効化された強力DL陣

RamsDFはDLが強力で、特に#99 Aron Donald,#93Ndamukong Suhの組み合わせはリーグ屈指のコンビです。

その裏付けとして、RamsDFにマンツーマンカバーが多いのは、

DLが強いためPassRushが掛かるからマンツーマンのほうが効率よく守れます。

また、RunPlayもDLがPlayを崩してLBがタックルするシステムなので、

あまりPats DFのようなStuntsBlitzなど攻めたパッケージは使用せず、その代わりにディスガイズ(カバーをだます動き)とシンプルなBlitzを使用していました。

ただ、RamsDL陣がタテに割りすぎることをPatsOFが裏手にとり、

見事に強みであるRamsDFを無効化しています。

いかにDLが機能不全だったかは、NFL公式にまとまっているのでシェアします。

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裏目に出たマンツーマン中心のカバー

Ramsは相手OFがWR3人以上の場合はCBを3人に投入し、

WR3人にCB3枚でマンツーマンさせるパッケージを多用していました。

 

しかし、上述の通りDLが無効化されてしまいPassRushが掛からなかったため

マンツーマンで守りづらいダブルムーブ(内に振ってから外に行く等、相手を崩すパスパターン)でミドルパスを#11Julian Edelmanに何回もとられてしまいました。

また、CBがカバーしていないTEvsLBのミスマッチも目立ちました。

 

#87Rob GronkowskiとLBの体格差に加え、

マンツーマンに弱いクロスパターンが狙われていました。

ハイテンポOFの弱さからつながったTD

今回のSuperBowlはロースコアになりましたが、試合は終始Patsペースでした。

 

その原因は後述するPats DFの戦略勝ちとRamsDFの機能不全が言えます。

たださすがSuperBowlに出場するRamsDFだけあって

4Q中盤までTDは許しませんでした。

 

ですが、マンツーマン中心のためセカンダリー(LB/DB)の足が止まってきたことと、

Pats OFがハイテンポOFを行い、Rams DFの複雑なサインが入らなかったため、

自分たちのペースでFootballが出来ず受け身に回り、

ドライブされてしまい、TDにつながりました。

 

ハイテンポOFに対しては、Rams DFはメンツ交代が行えません。

ディスガイズを交えた複雑なPlayCallも出せなかったため、中の選手がPlayを入れるか、シンプルなDFしかできず、後手に回ってしまったということです。

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Rams OF × Pats DF統括

Pats DFのコンセプト

PatsDFについてもSuperBowlでのコンセプトを簡単にまとめてみます。

  • 試合の序盤で攻めたPlayを見せることで、相手OFのPlay選択を保守的にさせ、終始自分たちのDFにしたい
  • 相手のOLの弱点が分かっていたので、プレッシャーはかかりやすい
  • Pats OFが得点は出来ないものの、コンスタントにドライブしていたから攻めたPlayCallをしつづけられた

HCの若さが出た保守的なRams OF

Rams OFの1stシリーズはターンオーバーから始まりました。

つまり、棚ぼた的な攻撃権でした。

ただ、終始保守的なPlayCallが多くDeepPassもほとんどなかったため、

Pats DFの術中にはまってしまい、

積極的なPats DFがさらに仕掛けやすい状況を作りました。

 

パスプロテクションは保てていなかったものの、

RamsのWR陣は特に弱いわけではなかったので、

早いうちにRams OFがDeep Passをブラフでもよいので投げて、

Pats DFを消極的にさせることが出来れば、違う結果になったかもしれません。

 

Rams OFはHCのSean McVayがPlayCallを出していたため、

HCとして試合の全体感をつかめていない印象です。

若さゆえに保守的なPlayCallも多かったです。

またQBのJared Goffも若く、Game Controlが出来ていませんでした。

Rams OFの誤算

Rams OFはOLのリーグ屈指の完成度を誇ります。加えてエースRBである#30Todd Gurleyの個人技でRunPlayのGainが望めます。ただ今回のSuperBowlではコンディション不良ということで出場数も少なく、パフォーマンスも著しく低い状況でした。

GurleyがいないRams OFは正直Pats DFからしたらいいカモ状態で、RunPlayをそこまで気にせずに、Riskを取って積極的なBlitzを多用していました。

 

上記為、さらにRams OFは保守的なPlayChoiceをせざるをえなくなります。

結果Rams OFも機能不全に陥り、NoTDという結果になりました。

 

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まとめ

今回のSuperBowlはロースコアだったので競ったように見えますが、

Xleagueの戦略コーチである自分の観点からは「Pats DFの積極性」が試合を作り上げていたと言えます。

守備側でも攻めることが出来るFootballの醍醐味と

試合巧者のPatsの戦略の組み立てが垣間見えた、

非常に面白いSuperBowlでした。

何か質問があれば、Twitter(@vvvick666)の質問箱まで。

 

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